修繕を行なう

住居

マンションの大規模修繕工事は、国土交通省や公益財団法人マンション管理センターの規定によると、概ね12年に1回程度実施することになる大がかりな外壁塗装工事等のことを指しますが、その費用は1戸当たり70万円程度とされており、また、工事に要する期間も非常に長くなりますので、マンション管理組合にとっては一大イベントと言えます。 工事に要する費用は、かなり高額なものとなり、その費用は、マンション管理組合に蓄えられている修繕積立金が原資となります。 したがって、管理組合として、数十年スパンにおよぶ長期的な修繕計画を立案し、それに基づいて適正な修繕積立金の金額を設定しておくことが全ての前提になります。 大規模修繕工事を実施するに当たっては、多額の工事費が必要になりますので、多くの業者から見積もりを取得し、最善の提案を行ってくれる業者さんと契約するようにする方が良いでしょう。

マンションの大規模修繕工事を実施する場合、一昔前までは、特定の業者を選択し、その業者に全ての業務を請け負わせる責任施工方式という方法が一般的でした。 しかし、責任施工方式ですと、特定の業者に全ての責任を負わせることができる反面、市場価格と比較して、適正な見積もり金額であるのか判別ができないというデメリットがあります。 そこで、最近は、設計監理方式と呼ばれる、マンション管理組合の立場に立った設計会社を選定し、業者の選択から工事の施工確認・選定までを設計監理会社に受託し、設計通りに工事が行われているかをチェックし、必要に応じて施工会社に指導を行うという方式が一般的になりつつあります。 管理組合にとって、設計監理会社を採用することは費用がかかることではありますが、大規模修繕工事という大がかりなイベントを成功裏に収めるために、様々な管理方式が検討されている点には、留意しておく必要があります。